かはほりくつ

青海波屋根の小さな古民家

0001 運命の出逢い

お母が <虹の左>へ旅立った・・・ 心に巨大な穴があいた・・・

足がふわふわする ・・・ 

 

覚悟はとっくに出来てるつもりだった 悔いなくやりきったつもりだった

なのに、涙が溢れて止まらない、、、

今まで自分が誠心誠意してきたつもりの  ”寂しい心に寄り添う"  は

ぜんぜん寄り添えて無かったと知った、、、

生きるという事、歳を重ねるという事が、こんなにも切ない事なんだと

深く深く知った、、、

  

一人でスーパーに入れなくなった  お母の好きなものが買えず泣けてくる

安い服屋にも入れなくなった  お母に似合う色を見付けると泣けてくる

良い天気だと泣けてくる そんな日はお母と出掛けたから

しんしんと降る雪に泣けてくる 

塾に迎えに来てくれたお母と行き違いになったあの日を思い出すから

 

カラ元気で過ごして いつの間にか もうすぐ一年 

急に短くなった自分の人生 ”限り” を知って「第二の人生」を思う

 

運勢や吉方位を検索してみたり、なんとなく物件を検索してみたり  

迷走と無気力と、勝手に涙が溢れる毎日

大好きな お母の写真に( 笑ってんとちゃんと導いて~っ )って、

心で叫んで泣く  。゚゚(´□`。)°゚。

 

久しぶりにうっすらと気力回復 

またぼんやりと深夜の物件検索

( なんか、この物件、、、やっぱり惹かれるよなぁ、、、 )

 

見に行くだけ行ってみよう!見るだけなんやから!』 

そう言って<心友>が連れだしてくれる 

 

車を停めると沢山の花が出迎えてくれた

『うわぁ~この可愛い花、何~っ!?』『ユキノシタの花やで!多分!知らんけど!』 

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物件の前に立つ 心拍数が上がる

『なんか、すごない!?』『うん、なんか、すごいよなぁ~』

 

『よし、ここまで来たら、中も見せてもらお!な!見るだけやし!』 

そう言って【売物件】の貼紙を見て電話をかけてくれる

20分程で駆け付けてくれた優しそうな不動産屋さん

後ろについて恐る恐る中へ 

心拍数がさらに跳ね上がる 

『え!?なんか、やばない?!これは、ヤバイ!!』

『あの ”ビビビッ” ってやつきてるっ!(←昭和)  鳥肌すごい!なんか怖っ!』

『これはヤバイ!どうしよう!まじでどうしよう!ほんまにどうしよう!』

・・・ひたすら唱える

 

そして 突然訪れた 

決断の神 °˖(⁰⁰)◜✧˖°  降臨 

”第二の人生”   "自分の居場所"  震える、、、 

 

そうか・・・

今日は・・・「母の日」・・・初めて忘れてた「母の日」・・・

 

"都会に近い田舎暮らしの夢" 話すといっつも、呆れて大笑いされてたけど、  

ちゃんと導いてくれたんや・・・

 

お母~!!ありがとう!!

ここで夢を叶えて第二の人生」いっぱい笑って

元気に頑張るからっ!! 

導いてくれて本当にありがとう!! お母あちゃ~~~ん  ๐·°(৹˃ᗝ˂৹)°·๐

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